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illustrator レイアウトの補正もおまかせ「個別に変形」機能の底力

チラシなどのレイアウトで均等割付をしていたのに、あとで商品が追加になってしまったことはありませんか。1カセットずつ再度レイアウトを調整してやり直していたら日が暮れてしまいます。そんなとき使えるのが「個別に変形」機能です。現状のレイアウトをそのままに新しいアイテムを簡単に追加することができます。今やりたいこととしては、上記サムネイルのように、みかん・りんご・すいか・巨峰の中にバナナを組みこみたい状況です。(下段は使わないものとする)つまり、4列を5列にしたいということです。通常ですと変形で無理やり押し込む方法を考えますが、カセットの間隔や写真の比率など細かい部分が変わってしまい、おかしなレイアウトになってしまいます。

2017-10-07
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作業手順

最初は変形で無理やり押し込める。

まず、現状の右端のカセット(巨峰)の右端にガイドを引き、そのガイドに一致するように全体を横に縮小します。

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縮小率の確認

ツールの拡大縮小をダブルクリックすると、詳細設定の画面がでてきます。ここには直前の縮小率が記録されているので記録しておきます。

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パーツごとに縮小を戻していく

現状の例だと79.814%横に縮小しているため、もとに戻すためには

100 / 79.814 = 125.2913%

拡大してやればいいことになります。「個別に変形」機能を使うと全体を拡大するのではなく、各パーツごとに拡大をかけることができます。

(「個別に変形」ショートカット command(ctrl) + option(alt) + shift + D)

価格

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画像

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枠をもとに戻す

枠に関しても個別に変形で戻してもよいのですが、手作業が割と発生してしまうので、枠に関してだけ「段組設定」機能を使います。

調整中の枠を1つに統合する

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オブジェクト → パス → 段組設定を選択

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以下の画像のように設定

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手作業で微調整

あとはわずかな微調整でバランスをとることができます。1カセットずつレイアウト調整するよりも綺麗に仕上がるはずです。是非試してみてください!

完成!

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